Mobile World Congressでスマートフォン/タブレット向けのSoCとなる「Tegra 4/4i」を発表

2013年06月05日 15:58


【NVIDIA編】フアンCEOがクライアントコンピューティングについて語る

 米NVIDIAは、2月のMobile World Congressでスマートフォン/タブレット向けのSoCとなる「Tegra 4/4i」を発表。5月には同社の最新GPUであるGeForce GTX 700シリーズを発表するなど、大規模な新製品の発表はCOMPUTEX前に終わっているため、特に新しい製品を発表する予定はない。COMPUTEXでの活動も、Tegra 4やGeForce GTX 700シリーズなどを搭載した製品を発表するOEMメーカーの発表を支援する形になっている。

 そうしたNVIDIAだが、会期初日に創業者でCEOのジェン・スン・フアン氏が記者説明会を開催。同社のコンピューティングに関するビジョンを説明し、最新製品のデモを行なった。この中でフアン氏はクライアントコンピューティングに関してのビジョンを語った。

■ SoC、オープンソースOSたるAndroid、クラウドコンピューティングが世界を変えた

 NVIDIAのフアンCEOと言えば、半導体業界の中ではスター経営者の1人で、大企業の経営者というだけでなく、技術に造詣の深いエンジニアとしての側面がよく知られている。分かりやすく言えば、自らの口で、エンドユーザーに対して新しい技術がどのような形で生活を変えていくのか、ということを語れる経営者なのだ。

 フアン氏は「ここ数年でコンピューティングがおかれている環境は大きく変わった。これから全てのディスプレイは、コンピュータになっていくだろう。それを実現する要素は3つある。1つ目は優れたGPUが入ったアプリケーションプロセッサ、2つ目は優れたオープンソースのOSであるAndroid、3つ目がクラウドコンピューティングだ」と述べた。

 過去にはディスプレイ=コンピュータではなかった。例えば、携帯電話はその代表例と言えるだろう。フィーチャーフォンの時代には、画面は付いていたが、演算する機能はほとんど活用されていなかった。しかし、スマートフォンの時代になり、内蔵されているSoCを利用して、さまざまな情報処理が行なわれている。自動車に搭載さているカーナビゲーションもその代表例と言える。従来は単に地図上の場所を表示して検索して行き先をガイドするだけだったナビゲーションシステムから、IVI(In-Vehicle Infotainment)と呼ばれる車載コンピュータへと進化しようとしている。

 フアン氏が挙げた3つのポイントで、1つ目のアプリケーションプロセッサというのは、CPU、GPUなどコンピュータの機能を1チップで実現するSoCのことだ。SoCが登場したことで、従来はデスクトップPCやノートブックPCなど、限られたフォームファクタでしか実現されていなかったコンピュータが、スマートフォンやタブレット、カーナビ、TVに入れることを実現できた。つまり、SoCによりフォームファクタの自由度が上がった。

 2つ目のオープンソースOSであるAndroidの普及について「オープンソースOSのLinuxに、ガイド役を務めることができるAndroidが登場したことで、大きな進歩を果たした」と進展の理由を説明した。

 3つ目の要素として指摘したクラウドコンピューティングについては「クラウドコンピューティングは、YouTubeのようなサービス型として、そしてアプリストアのような形と2つの形で提供されており、我々の生活を大きく変えた」と指摘した。
 

 

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